みなさん、こんにちは。
よく、新築工事やリフォーム工事をやっていてよく耳にするのが、
「大工さんに差し入れを持っていってあげたいんですが、
いつぐらいにどんな物を持っていったらいいのかがわからないんです」
というものです。
職人さんとしては、そう思ってもらえるのって
ホントありがたいし嬉しいことです。
ということで今回は、
「差し入れはそもそも必要か否か?」
「現場への差し入れのベストタイミングとは?」
「季節別の喜ばれる差し入れ紹介!」
この3つにフォーカスを当てて、
実際の職人さんへの差し入れ事情を掘り下げてみましょう。
[ad#co-1]差し入れはそもそも必要か否か?
まず根本的な部分からの話になりますが、
そもそも差し入れって必要なんでしょうか?
現場事情をまったく知らない「建築に携わっていない方」からしたら
『差し入れとか持っていかなかったことで、
手抜き工事でもされちゃったらどうしよう…』
なんて思う方もいるかもしれません。
そこんところどうなんでしょうか?
結論から言いますと、
「それはありえない」
の一言につきます。
いわゆる「職人さん」と呼ばれる人たちというのは、
基本的に自分のやった仕事に対して
誇りを持っている人たちがほとんどです。
(もちろん人にもよりますが)
チャランポランな人たちって、
まぁほとんど居ません。
職人さんの仕事に対する価値って、
大部分がウデ(上手さ)
なんですよね。
どんなに仲が良くてもどんなにイイ人だったとしても、
メチャクチャ下手な人には誰だって
施工してもらいたくないじゃないですか。
…だって 仕事 なんですから。
だから職人さんはウデに自信があるし、
逆に自信がない人は半人前として
誰かの下で修行中なわけです、普通は。
[ad#co-2]つまり「この大工さん下手だな~」なんて素人に思われるなんて、
大工の親方としてのプライドが許さない!って感じなんですよね。
だから職人さんたちは一般的には絶対に手を抜いたりなんかはしません。
そういう人たちなんです。
職人の人たちって基本的にみんな常識や良識のある人たちばかりです。
だから、どんな状況だろうと(つまり差し入れがあろうと無かろうと)
仕事内容が手抜きになるなんてことは普通ありえません。
…しかし!!
現場に差し入れは持っていった方がいいでしょう。
なぜかと言いますと、
そこで大工さんとのコミュニケーションが取れれば、
例えばさりげない会話の中で、
「アソコってあんな風に使いたいんだよね〜」
「じゃあこういう方がいいんじゃない?」
…みたいなやり取りなど、
より良い方向に工事が転がるような
会話ができることもあります。
それに大工さんも人間です。
もし工事中に施主さんと一回も会わなければ、
施工という名のただの決まった作業なだけになりかねないんですが、
もし差し入れのひとつでも現場に持ってきてくれて、
たとえ少しでも面と向かって話をしたとしたら
この人の為に頑張ってあげよう!」
という気持ちに普通は誰だってなります。
人ってそういうもんじゃないですか。
なので、差し入れを持っていって
チョットでいいのでお話しでもしてみましょう。
職人さんって、
一見怖そうに見える人でも
話すとメチャクチャ優しい
んですよネ。
笑うと意外と可愛らしい笑顔で
接してくれる人とか実はけっこう多かったりもします。笑
[ad#co-2]現場への差し入れのベストタイミングとは?
差し入れって、タイミングを下手にハズしちゃうと、
せっかく用意したのにまったく手を付けてもらえないこともあります。
じゃあ、いつ持っていけば職人さんたちにとっての
ベストタイミングなのでしょうか?
午前中だと9時50~55分頃。
お昼なら12時00分~15分頃。
午後だと14時50~55分頃。
まぁ一般的には
10時と15時のイップク(休憩)の時
に持っていければ充分です。
なんで、上記のような
細かいピンポイントな時間帯
で持っていった方がいいのでしょうか?
だいたい一般的に多いパターンとしては、
10時や15時のイップクの5分ほど前に、
親方が下っ端の若い職人とかにお金を渡して、
「人数分のコーヒーとかジュースとか買ってこい!」
っていうのが多いんです。
だから、10時や15時を少しでも過ぎちゃうと、
コーヒーやジュースを飲んでる時に
「お疲れ様です~よかったら飲んでください!」
ってせっかく持ってきてくれても、
お腹がタップンタップンになっちゃうから、
結局手を付けないってパターンが生じます。
せっかく買ってきたなら飲んでほしいし、
せっかく買ってもらったんなら飲みたいもんです。
でも無理はできないから、
持ってくるのが遅くなると結局飲まれないのが実情です。
じゃあ少し早く持っていくのはいいんじゃないか?
って思いますよね。
実際に間違ってはいないんですけど、
あまり早くにジュースとかを持っていって
「まだ時間じゃないのに休憩にしなきゃいけないかな~」
という空気がプレッシャーになることもあります。
仕事はできるだけキリの良いところで止めたいですもんね。
まぁ早めに持っていくなら
「置いておくので好きな時に飲んで(食べて)ください!」
って言ってモノは置いてきちゃうのがいいかもしれませんね。
ちなみに頻度としては、
数日に1回~週に1回くらいでも充分です。
毎日毎日用意していただけたら、ありがたい反面、
申し訳なくなっちゃったりもするので、
多くても数日に1回とかでも全然助かるし嬉しいですね!
[ad#co-2]季節別の喜ばれる差し入れ紹介!
夏の場合
◆漬物など塩分の摂取できるもの
職人さんたちは夏はメチャクチャ汗をかきます。
なので熱中症にならないように水分と一緒に塩分を取りたいんですよね。
そんな時に漬物や梅干しなんかがあったらすごく助かります!
◆冷えたアイス
アイスだけだと後で喉が渇いちゃうので、ジュースも一緒だとかなり喜んでくれますね!
ジリジリ暑い中で食べる冷えたアイスはまさに天国!
◆冷えたジュース・お茶・珈琲
なんといってもキンキンに冷えた飲み物はなによりも最高です!
ジュースだったらどんなのがいいのか、はたまたサッパリできるお茶系がいいのか、
もしくはコーヒーがお好みなのか、
もしコーヒーなら「ブラックor微糖or甘いやつ」どんなのが好きなのか?
好みを先に聞いて準備してあげるとなおさら喜ばれますね♪
「○○は苦手だ」なんてのももし知ることができれば更にイイですよね。
冬の場合
◆ 温かいコーヒー・お茶
寒い日のイップクに暖かい飲み物を持ってきていただけると、
メチャクチャ嬉しいんですよね~。
冬場は基本的に手がかじかんで体も冷え切っているので、
温かい飲み物は心も体もホッコリで、とっても休まります。
完全な至福の時です。
◆ 温かい食べ物
肉まんやあんまん等、ホクホクと食べれる用意してくれると最高ですネ。
コレらに温かい飲み物も一緒にあるとリアルに最強ですね♪
ここまで用意していただけたらもう嬉しすぎて何も言うことないってくらいですよね!
今回のまとめ
差し入れは必ずしも必要なわけではないですが、
用意して大工さんとの接点を持ち、
少しでも職人さんたちと話ができれば
工事がイイ方向にいきやすくもなりますネ。
イップクの少し前に飲み物やちょっとしたお菓子
などを持っていくと喜んでくれます。
夏や冬だったら、
その季節に喜ばれるモノを用意すると、
なお良いでしょう。
もし多少でも予算に余裕があったりすれば、
毎日でなくても、チョクチョクと
持っていってみてはいかかでしょうか?
以上「大工への差し入れ時間はいつからが最適?頻度は毎日じゃない?」という記事でした。
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