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皆知らない!坪単価の単純計算なんかで家の値段は全然わからない!

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みなさん、こんにちは。

 

よく、「坪単価いくら」というフレーズ、よく聞きませんか?

例えばハウスメーカーや工務店なんかの完成見学会などに行って「このお宅は坪単価いくらなんですか?」と聞く方ってかなりいらっしゃると思います。

 

その金額って、実はあんまりあてにならない数字だっていうのをほとんどの人が知りません。

じゃあなんでその坪単価という数字があてにならないのか。
なんて聞けばあてになる数字が聞き出せるのか。

 

ということで今回は、

「【坪単価○○万円】があてにならないってホント?」
「【坪単価いくら?】がダメならどう聞けばいいか?」

この2つにフォーカスを当てて、坪単価に関する考え方を掘り下げてみましょう。

 

もくじ

【坪単価○○万円】があてにならないってホント?

先程も言いましたが、「このお宅って坪単価いくらなんですか?」という質問、ホントにメッチャメチャよく聞かれます。

見学会などをすると、ビックリするくらいにほぼほぼすべての方々がこの質問をしてきます。

しかし、そもそもなんでこの「坪単価」という数字が知りたいのでしょうか?

…そう、家の金額が知りたいからなんですよね。

「いくらする買い物なのか」を知りたいんですよね。

だからみなさんは坪単価がいくらの家なのかを聞きたいんですよね。

 

…でもチョット待ってください!

 

どうして「坪単価を聞けばこの家がいくらかわかる」と思っちゃったんですか?

なぜかと聞かれたら、たぶん皆さんはこう答えると思います。

◆「みんながそう聞いてるから」
◆「まわりにそういうふうに聞けばいいって教えてもらった」
◆「だって坪単価(金額)と家の平米数(大きさ)を聞けば単純計算でおおよそ(総額)いくらぐらいかがわかるじゃん」

 

いえいえ、それって大きな間違いなんですヨ!

 

でもでも、それを知らないのって当然だし、ぜんぜん普通のことなんです。

だって誰もそんなことを教えてくれないんだから。

 

[btn] 前置きが少し長くなりましたがココからが本題です。[/btn]

 

そもそも家の値段というのは、下記の金額の合計を言うんです。

[aside type=”boader”]1.「本体工事費」
2.「付帯工事費」
3.「諸経費」[/aside]

この合計が家の値段(家自体の値段ではなく、家を建てるのにかかった値段)なんです。

 

チョットわかりやすく例えると、「Amazon」や「楽天」などで買い物をするのにモノの値段だけで見ないですよね?

送料なんかも含めて総額でいくらか」が重要なんですよね。
つまり最終的にいくら払えば手元に届くのか?ってことです。

 

Amazonや楽天のようなネット通販に例えるならば、

本体工事 モノの値段。
付帯工事諸経費 送料。
…みたいなイメージで考えてみてください。

 

坪単価○○円という数字は、一般的には本体工事÷延床面積という数字だったりします。

あれ?送料である付帯工事諸経費坪単価の計算には含まれてないの?

…って思いますよね?

はい。普通一般的には含まれていません。

 

つまり少し言い方が悪くなっちゃいますが、「ウソっぱちな値段」なんです。
だって、送料がいくらなのかがまったくわからないんですもん。

じゃあなんで「総額÷延床面積」ではないのか?

答えは簡単です。

「本体工事÷延床面積」の方が安い数字で表記できるから、お客さんが食いつきやすい!

ただそれだけなんです。

 

 

そして「嘘ではない」
    (↑ココがミソ)

 

なんですべての総額なわけじゃないのに「嘘ではない」のかというと、「明確な決まりがないから」なんです。

 

つまり坪単価とは、すごくユル〜イあやふやな金額のことを言うんです。

 

その証拠に、

計算の「本体工事」の部分が、
「本体工事+付帯工事」の場合もあれば、
「総額(本体工事+付帯工事+諸経費)」で出してる会社もあったりします。

「÷延床面積」という部分が「÷施工面積」だったりすることもあります。

 

その会社会社でぜんぜん違うんです。

その辺をどう扱うか、最終的に坪単価をどういう数字にするかは自由なので勝手に決めて表記していいんです。

 

安いで有名なあの某住宅屋さんだって、表向きの坪単価はメッッッチャクチャ安いです。

その数字に釣られて、いざその住宅屋さんで家づくりの話を進めてみると…

付帯工事や諸経費やその他諸々かなりたくさんの「含まれていない金額」をくっつけられてしまい、結局そんなにたいして安くなかった(汗)

…となってしまうんですよね〜。
そんな話はよく聞きます。

そんな事が当たり前のように普通にまかり通っちゃう業界なんです。

 

一度整理しましょう。
さっきの値段の詳細が↓こちらです。

 

[aside type=”yellow”]本体工事費
家そのものの金額。[/aside]

[aside type=”sky”]付帯工事費
家本体以外のすべての工事費。
例えば、
・(建て替えの場合) 解体工事の費用
・地盤改良工事の費用
・仮設工事費(足場、工事用電気・水道)
・屋外の給排水工事の費用
・屋外のガス配管工事の費用
・屋外の電気工事の費用
・外構工事の費用
…など。[/aside]

[aside type=”pink”]諸経費
例えば、
・土地の購入時の仲介手数料
・司法書士・土地家屋調査士の費用
・地鎮祭・上棟式などの費用
・測量・地盤調査の費用
・建築確認申請の費用
・(建て替えの場合)仮住まいの費用
・引っ越し費用(建て替えの場合は往復分)
…など。[/aside]

 

それにしても、なんで住宅屋さんはその事実をお客さんたちに教えてくれないのでしょうか?

その答えは、「なんだかんだで教えないほうが売り手側としては都合がイイから」なんですよね。

 

だから誰も教えようとしない。

暗黙の了解的に全然誰も教えようとしないから、みなさんそれをなかなか知ることがないんです。

 

そりゃ「嘘をつかず」に本当の値段じゃない(という時点ですでにウソなんですが。笑)安く表記した金額でお客さんをたくさん集めやすいんなら、わざわざ本当のことなんて言う必要ないって感じですよね。

 

この業界全体が、
「ウソをついてない=悪いことをしてるわけじゃないし」
という感覚なんですよね。

でもそれって、建てる人の為を思えば一番イイ回答では ありません よね。

じゃあなんて聞けばいいのでしょう?

 

【坪単価いくら?】がダメならどう聞けばいいか?

坪単価というあやふやな金額を聞いても最終的にいくらかがわからない。

じゃあ単純に最終的な総額を聞けばイイじゃんって話です。

 

「このお宅の引き渡し価格っていくらなんですか?」

こんなふうに聞いてみましょう。

 

それがその家の総額です。

【その家を建てる為にかかったすべて】の金額です。

 

これからは、「坪単価」なんていう意味のない数字に惑わされずに、

しっかりと家づくりの情報収集をしていきましょう。

 

今回のまとめ

みんながこぞって知りたがっている「坪単価」。

 

結局「坪単価」なんて言葉は意味のない数字に他なりません。

もし聞くならば、しっかり意味のある「引き渡し価格」を聞いていきましょう。

 

以上「皆知らない!坪単価の単純計算なんかで家の値段は全然わからない!」という記事でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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